「この子毛がないぞ」
 それまで、あからさまには見ないようにしていた他の客たちの視線が、僕の股間に集まる。
 もう、脱ぎかけていたときでも、熱くなっていた僕の一部が、硬さを増す。
「自分で剃ってるのか?なんだ、変態じゃん?」
 縄を準備していた彼が、そういった。
「普通じゃ満足できないんだものね?」
 僕は恥ずかしさと興奮でわけが分からなくなって来ていた。

体を亀甲に縛られ、手も梁に縛られる。
目隠しをされる。
もう、抵抗不可能だ。
さらにいきり立つ。

ケツを叩かれる。
乳首を摘まれる。
口に指を入れられる。
甘いキスをされる。
これが飴と鞭というものか?

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